鉄スクラップを再利用する電炉メーカーは、日本の資源で“もの”をつくり出せる産業です。半永久的なリサイクル活動に加え、電炉メーカーはCO2排出量が石炭などを利用する高炉メーカーに比べて1/3~1/4程度と極めて少なく、環境問題の面において一歩先を歩んでいます。さらに共英製鋼では、鉄を溶解する際に発生する2,000℃以上の電気の熱を有効利用して廃棄物を完全無害化にすることに成功。その技術を活かした環境リサイクル事業でも大きな成果を上げています。
共英製鋼は、鉄筋コンクリート用棒鋼の製造・販売高において国内トップクラスのシェアを誇ります。この棒鋼は鉄筋コンクリート造の建築構造に欠かせないもので、その販売エリアは北海道から沖縄まで日本全国を網羅。その他にも多くの鋼材があり、様々に組み合わされてビルや高速道路、造船など多くの現場で使用されています。同商品のトップシェア維持はもちろんのこと、次なるヒット商品開発に向けて邁進しています。
日本のお家芸である“ものづくり”を支え、社会に貢献すること。それを実現するために果敢に挑戦していく精神を表したのが、共英製鋼の企業理念である「Spirit of Challenge」です。電炉メーカーとして初めて海外進出したことや環境リサイクル事業を始めたことも、この企業理念が根付いているからこそで、日本経済と地域の発展に寄与する企業となることを目標に、私たちはチャレンジを続けます。
2019年3月期、共英製鋼グループ全体の連結売上は2,000億円を超え、創業以来最高の売上高を記録し、さらに2021年3月期には、2,900億円を超える見込みとなっております。(2021年10月29日発表の決算短信時点)
現在は山口・名古屋・枚方の国内3カ所にとどまらず、アジア・アメリカなど海外にも事業展開。
その他、リサイクル事業や自動化技術開発など積極的な事業拡大を行っており、グループ全体の従業員数は3,900名以上になります。
1963年、電炉メーカーとして初めて海外進出を果たした共英製鋼。以来、積み重ねてきたノウハウで世界各国において工場建設や技術指導を果たし、海外の社会発展に貢献してきました。現在はベトナムとアメリカに生産拠点を確立。2020年初頭にカナダの生産拠点を買収し、海外の生産比率は50%程度となりました。今後は国内外の生産量400万トン体制を目指して、成長著しい新興国の経済発展を見据えながら、海外鉄鋼事業へさらに注力していく計画です。
国内の生産拠点である山口・名古屋・枚方の事業所では、地元出身の社員を採用することも多く、各地域に密着した事業を行っています。遠方の出身者でも、社員寮が工場近くにあり、家賃も10,000円以内と負担も軽いため、働きやすい環境です。
工場の設備導入工事をする時、大型の案件であれば1人で数億円規模の工事を任されることがあります。もちろんサポート体制は整えていますが、早ければ2年目の社員が担当することもあり、若手でもスケールの大きい仕事を任されることがある会社です。
当社の有給休暇平均取得率は64.6%(2020年度)。初年度から20日の有給休暇が付与されるため、仕事が落ち着いたときにまとまった休みを取る社員も多く、公私のバランスが取れた働き方ができる職場です。また、2023年度までに取得率80%を目指して様々な取り組みを行っています。
鉄鋼業を中心とする会社のため、理系出身者が大半を占めると思われがちですが、総合職社員のうち約60%が文系学部の出身者。当社の理念や求める人材像と合致する方であれば、鉄鋼に関する知識がない方でも、積極的に採用しています。
共英製鋼では、お花見や忘年会といった季節柄のイベントや、会長・社長との会食などで、上司と部下の交流が盛んにおこなわれています。社員間で自主的に開催する部活動のような集まりもあり、親睦を深める機会は多くあるのが特徴です。
資格取得支援制度や語学研修の会社全額負担など、自己研鑽に励む社員をサポートする福利厚生をご用意。年間休日数も126日(2020年度・本社)あり、自身のスキルを高める時間もとりやすい勤務環境です。