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PROFILE

福山達也

福山 達也 Tatsuya Fukuyama

  • 2011年入社
  • 工学部・材料学科 卒

入社後、枚方事業所製造部圧延課に配属。
2018年から米国のVINTON STEEL LLC製造部に出向し、現地工場の競争力強化に猛進中。
「今の仕事で英語に慣れると海外旅行もしやすくなり、家族サービスの選択肢が増えることに期待しています」と笑顔を見せる。

出向先でのミッション

私のミッションは、VINTON STEEL LLCを競合他社に勝てる工場へ変えていくことです。
その実現に向け、担当する圧延工場の問題点を分析し、設備の改造や更新を行いながら問題解消に励んでいます。他社よりも高品質かつ低コストで製品を安定供給できるよう、2019年度は最終工程である「精整」の全面的な見直しを行って工程を自動化。現場作業を減らしてより安全性の高い工場へ変えるために、現地スタッフと密に相談しながら小さな改善にも積極的に取り組んでいます。

現地での仕事内容

日々の製造業務は基本的に日本と大差はありません。しかし、海外出向に伴って副部長に就任したため、営業や運営に関わる会議にも参加するようになりました。私の主担当である製造の仕事は、(1)製造コストの削減(2)安全性の向上(3)製品品質の向上の3つが主軸になると考えているのですが、特に(1)についてはさまざまな項目とアプローチの方法があり、担当者の技術やアイデアを存分に活かせるのが面白い点です。例えば、生産品目を変える際、一旦生産を停めて設備を部分的に交換する必要がありますが、この交換作業をできるだけなくすために設備の共通化や作業の簡易化に挑戦していることも、アイデアを活かそうとしている点です。

アメリカならではの仕事の面白さ

まだ海外赴任の特別な面白さは経験できていない一方、メキシコ系の文化に触れたり、目から鱗が落ちるような話を聞いたりといった刺激はあります。前者の例では現場で相談中、話が煮詰まった場合に「まぁ、ちょっとこれを食べてみて」と、手作りのタマレス(トウモロコシの皮で具を包んで蒸した軽食)や現地風の肉料理、チャンプラード(カカオのお粥)などを出してくれます。口に合わないことも多いのですが、新鮮な体験です。後者の例は、アメリカ人は私生活に仕事を持ち込まないと思っていたのが間違いだったこと。「自分は仕事が大好きだ」「仕事が趣味だ」という人もいて、実際に夜中でも仕事の続きのメールが来ることが多く驚いています。

今後の自分のキャリアプラン

海外で仕事をするようになった現在でも、キャリアアップのための転職や他の企業へのあこがれを考えたことはありません。ただ、日本では圧延担当だったので圧延課のことをマスターしていれば問題ありませんでしたが、アメリカでは製造部全体を見る立場に変わったため、他の課に対する理解不足が浮彫りになったことを痛感しています。そのため、今後はアメリカでも日本に戻った際でも「他部署のことをしっかり学んでいきたい」と思っています。

休日の過ごし方

日本での週末は家族と一緒に買い物に行ったり、公園や動物園を訪ねたりしていました。 今は単身赴任なので、普段の土日は自分一人の自由時間。私は寝ることが大好きなので、土曜は昼頃まで寝ている日が多いですね。時々は日本人や現地の人と一緒に観光や食事を楽しんでいます。なかでも最近、ハマっているのが外国人YouTuberが日本を紹介している動画を見ること。彼らが何に喜んだり、不満を感じたりしているのかがわかり、感覚的な違いを学びながら英語の勉強をしている感じです。日本とは時差が15時間くらいあるので、夜はLINEやスカイプで家族とテレビ電話をしています。