CAREER PATHS キャリアパス

海外事業部海外事業課 課長代理

畑 雅行 Masayuki Hata

  • 商学部・商学科 卒
  • 2005年入社

多様な業務経験を通じて、
一人ひとりの潜在的な力を引き出してくれる。
共英製鋼なら大きな自分づくりができる。

CAREER PATHS
  1. 1ST YEAR
    自らの基本となる重要な仕事の価値観を学ぶ

    自らの基本となる重要な仕事の価値観を学ぶ

    入社してすぐ、主に労務管理(勤怠、給与・賞与、社会保険等)の担当になりました。自分一人や所属部署だけで完結する業務はほとんどなく、小さな仕事でも後の工程を意識するよう先輩から指導を受けました。また、業務の責任者は課長や部長といった管理職であっても「その内容を一番わかっているのは担当している自分自身」という矜持を持って業務に当たるよう教わったことを覚えています。この「常に後工程を意識して業務に当たる」「担当としての矜持」の2つは、現在も私の基本的な仕事の価値観であり続けています。

  2. 3RD YEAR
    経営課題の解決につながる採用活動の刷新に取り組む

    経営課題の解決につながる採用活動の刷新に取り組む

    当社の大卒採用戦略・採用活動を大幅に見直すことになり、その立案から実施まで主担当を任されました。当時は社員のいびつな年齢構成を是正することが経営課題となっており、採用活動を経営課題に結びつけることで経営陣の理解を得ようと奮闘。採用活動を一過性のものでなく、戦略に基づいたものとするべく腐心しました。結果、企画から実施、振り返り、次年度方針策定まで完結することができ、大きな達成感を得られました。この時の頑張りが、その後に続く長期的視野に根差した安定採用の礎となったのでは、と思っています。

  3. 7TH YEAR
    想定外だった海外赴任を初めて経験

    想定外だった海外赴任を初めて経験

    ベトナムでの港湾プロジェクトに出向することになりました。「海外赴任は自分には関係がない」と思っていた中で内示があり、赴任までの準備期間は1ヵ月半。付け焼刃ながら、短期集中で英会話のレッスンを受けるなど現地への赴任に備えました。着任後は予想外のことがたくさん発生して戸惑う場面も多々ありましたが、「自分が港湾について社内の第一人者になろう」と気持ちを奮い立たせて日々を過ごしました。帰任後も海外事業部の一員としてこのプロジェクトに携わり続け、紆余曲折を経たものの無事開港を迎えた時はひとしおの感慨で満たされました。

  4. 12TH YEAR
    自社の総力を挙げたM&Aの完遂をリード

    自社の総力を挙げたM&Aの完遂をリード

    米国電炉工場(現、Vinton Steel)の買収案件に従事しました。この案件は準備から契約交渉、契約締結、クロージングまで約1ヵ月半という短期決戦の案件で、私自身初めて携わるM&A案件でした。弁護士や会計士などの専門家や、社内の関連他部署のサポートを受けながら、DDレポート(企業の資産調査レポート)や譲渡契約書の検討、社内説明資料の作成ほか、さまざまな仕事に従事。ときには深夜にまで業務が及ぶこともありました。この経験は、後のM&A検討や新規海外案件実施に大いに役立ったとともに、自分の仕事の幅を一層広げる契機になったと思います。

これまでのキャリアを振り返って

仕事を行う上で常に重視しているのは、入社初年度に学んだ「担当者としての矜持」です。すなわち、担当業務に精通すべく努力し、最後まで責任を持って取り組むということ。業務上の担当替えや人事異動があり、業務そのものが拡大していく中では必ずしも自分の経験の延長線上にない分野を任されることもあります。一つの仕事を深掘りすると同時に同心円状に関連した知見を広めることは、目の前の業務に精通できるだけでなく、自身の将来を切り開くものと考えます。

印象に残っているエピソード

これまで私が経験してきた仕事は、人材の層が厚い会社では任せてもらえなかったものもあるのではないかと思います。経験が少なくても本人の潜在能力ややる気に期待し、「やらせてみよう」という雰囲気があるのが共英製鋼。どの部も大勢のスタッフを抱えているわけではないため、誰もが「ある一つのことだけをやる」というより、「関連することはすべてやる」業務スタイルで仕事をしています。私が経験したアメリカの買収案件では、売り手側の都合で非常に短期間での検討・実施となり、契約締結とクロージングが同日という、M&Aの世界では非常に稀なケースでした。しかし、スピード感を持って社内投資の意思決定に至ることができたのは、そんな当社の風土によるところが大きいと思っています。