INTERVIEW 社員紹介

メスキュード部メスキュード課

小出 昌美 Masami Koide

  • 生物圏科学研究科・環境循環系制御学専攻 修了
  • 2018年入社

高品質なものづくりと環境貢献の同時実現へ。
廃棄物処理の安全性は自分が守ると言えるようになるために。

INTERVIEW

就職で社会貢献度の高いリサイクル業界に注目。
学びと仕事の違いに戸惑いつつも奮闘。

廃棄物はリサイクル処理をすれば新しい資源として再生され、再び市場へ供給できます。資源循環に貢献する環境リサイクル業界の存在意義が大きいところに強い魅力を感じ、当社に興味を持ちました。入社の決め手は、修士論文執筆などで就職活動に時間を割きにくい状況だった私に対して、親身になって理解を示してくれた人事の方の誠実な対応に触れ、職場に憧れを持ったからです。
入社後は想像以上に任される業務の量が多く、幅が広いことに驚きました。学生時代は1つの研究テーマにじっくりと時間を割き、実験手順・解析方法の検討などもていねいに決めて実行することが可能でした。ですが、仕事となるとさまざまな業務が舞い込んでくるため、To Doリストをこまめに更新しないと混乱してしまいます。限られた時間の中で効率よく仕事を進めることが求められるのだと実感しました。

広い視野と取り組みが求められる廃棄物処理。
困難を乗り越えていくのが大きなやりがいに。

現場管理を中心にトラブルへの対応や備品の調達、廃棄物排出業者を案内する見学会の開催など、1年目から幅広い業務を行っています。共英製鋼で処理される廃棄物は、鉄鋼製品の原料となる鉄スクラップと同時に電気炉の中へ投入されるため、製品の品質に影響を与えないよう、詳しく成分を把握して調整する必要があります。また、水分や密閉物による炉内での爆発を未然に防ぐ対応も不可欠です。日々さまざまな経験を積むことで、安全性に対する広い視野が磨けている気がします。
産業廃棄物を扱う業務は「廃棄物処理法」という法律に強く縛られており、例えば「廃棄物が排出されると3カ月以内に処理を完了しないといけない」という決まりがあります。そのため、当社に搬入される廃棄物の数量と保管期間、処理ペースなどのバランスを常に考慮することが重要。バランスを調整することは簡単ではありませんが、それをこなしていくことに大きなやりがいを感じています。

入社1年目から現場作業の改善に着手。高効率な生産に向けてさらに改善範囲を広げたい。

これまで手掛けた仕事の中では、現場で記入するエクセル表データの仕様を改良したことが印象に残っています。日々作業者と会話をしていく中で、「廃棄物の搬入記録を記入するエクセル表が見にくい」という声を聞いたことがきっかけでした。知識は足りなくても「少しでも重労働な作業に従事する方の負担を減らす工夫はできないか」と考え、表の仕様を自分なりに変更したのです。すると「前より見やすく、記入しやすくなった」と声を掛けてもらい、素直に嬉しく思いました。
このように、小さなことでも廃棄物を管理する現場作業をより効率よく行えるシステムを考え、実現していくのがこれからの目標。搬入された廃棄物は安全に荷降ろし・検品・保管していますが、作業一つひとつを見つめてみると、改善の余地がまだまだあります。改善に対する意見交換が活発な今の職場で、さらに幅広い業務を経験して、より生産性の高い職場づくりに貢献したいと考えています。

SCHEDULE

一日のスケジュール

8:00
出社・メールチェック・1日のスケジュール確認
8:30
朝礼・課内ミーティング
9:00
事務作業
10:00
現場打合せ
12:00
昼食
13:00
廃棄物排出業者の工場見学の案内
15:00
事務作業
16:00
翌日の現場作業日誌作成
17:00
退社
MESSAGE

就活生へのメッセージ

作業着にヘルメット着用で働きたい女性の皆さん、大募集です! 私はもともと理系だったので周りに男性が多い環境に慣れているつもりでしたが、職場で男性とともに仕事をしていると体力やタフさが想像以上に必要だとわかり、大変だと感じる場面があります。しかし、上司や先輩社員、現場作業員の温かい支えがあって、頑張ろうと思える瞬間もたくさんあります。そんな職場環境で、一緒に頑張れる女性の仲間が増えることを強く願っています!