DISCUSSION 技術系社員座談会

DISCUSSION

広がる活躍のチャンスをつかんで 自身のやりがいを見つけてほしい

入社当時は年の離れた大ベテランばかりの職場に戸惑ったという先輩たち。
今、事業所の中心を担いつつある3名の技術系社員に、そうした若き日の体験から、現在の職場の雰囲気まで、
たっぷりと本音を語ってもらいました。

DISCUSSION MEMBER

  • 阿座上海輔
    製造部圧延課 主査

    阿座上 海輔 Kaisuke Azakami

    • 情報工学部・情報システム工学科
    • 2005年入社
  • 一宮奨平
    製造部製鋼課 主幹

    一宮 奨平 Shohei Ichimiya

    • 工学部・先端マテリアル工学科
    • 2006年入社
  • 須原将人
    製造部圧延課 副主査

    須原 将人 Masato Suhara

    • 工学部・先端マテリアル工学科
    • 2010年入社
SESSION 01

共英製鋼と自分を繋いだキッカケは
あらゆる人との縁

共英製鋼への入社のキッカケは?

阿座上

共英製鋼は私の地元、山口に事業所があり、姉がそこで職場結婚したこともあって就活以前から身近な存在でした。ですが私自身は、情報工学系の出身だったので、就職活動はどちらかといえばIT関連が中心。ちょっと迷っていたときに、姉から「見学に来る?」と誘われたのがきっかけです。楽しそうに仕事の説明をする姉の姿に「この選択もありだな」と思いました。

一宮

私の場合はここ一本。ど真ん中に鉄の勉強をしていたので、鉄の仕事に就きたいという強い想いがありました。そこで教授に「鉄鋼でいい会社はないですか」と尋ねたところ、「地元の大阪にいい会社がある。俺が電話をしてやろう」と言ってくださって(笑)。教授がそこまで推す会社なら、と決めました。

須原

冶金および材料全般に関する学科を専攻していた私は、特に金属の加工に興味があったので鉄鋼関連に絞っていました。実は、一宮さんと同じ学部で教授も同じなんですよ。

一宮

そう、大学の直系の後輩です。

須原

教授から「頑張っている先輩がいるよ」と聞いて、それで興味も一層高まり、コンタクトをとってみました。求めていた仕事とマッチしていたので、入社を決めるのに迷いはなかったですね。

入社して間もない頃に感じた印象は?

阿座上

職場見学のとき、電炉メーカーの事業についてはじめて聞いて、すごく興味が湧きましたし、入社の決め手にもなりました。ただ、配属先の工場は稼働から20年近くが経っていて、設備がボロボロ。整った環境をイメージしていた中で、トラブルに対する分析や検討と日々戦っている感じを見て、本音を言うとちょっとギャップがありました。

一宮

手の届いていないところがあちこちにあって、以前は確かに隅々まで見られていない部分がありましたよね。私が感じた印象でいうと、配属された部署に神様みたいな人がいたので、その人に教えを乞うというか、「必死に技術を盗まないと」と思いながら働いていました。

須原

神様…とまでいきませんが、確かに必死に食らいつかないとといけない状況でしたね。私が入社したときは1年上の先輩が1人いるだけで、あとは入社16年以上のベテランばかり。一時期、新規採用をしていなかったからですが、経験値が高い人ばかりの職場で、付いていくのがすごく大変だったのを覚えています。今は若手も増えて、そんなこともなくなりましたけど。

SESSION 02

待っているのは
スケールの大きな仕事
海外へ出向のチャンスもある

現在の仕事と、そのやりがい・魅力は?

一宮

私が所属するのは鉄を溶かす製鋼課で、年間で数十億円というかなりの額を動かす部署です。言ってしまえば鉄を溶かせばいいだけなので、いかに工夫して効率化できるかが勝負。やり方次第でコストが大きく変わる部署なので、狙った通りの結果が出たときは、「天才じゃないかな」と自分を褒めたくなります(笑)。事業所の黒字を見て「共英製鋼の儲けに俺の頑張りも入ってるな」と自己満足できますし、そこが一番やりがいを感じるところですね。

阿座上

私が担当する圧延課は、溶かした鉄を最終製品に加工し“カタチにする”ところです。製品の企画から取り組んで、ライン設計などにも携わり、その結果として製品が見られるところに魅力を感じています。最近では約2億円かかる設備工事をほぼ一人で担当することがあり、プレッシャーはもちろん感じましたが任される業務の裁量も大きかったのでやりがいを感じられましたね。

須原

スキルや業務内容的なものに制限がないですし、何でもチャレンジできるところは本当にやりがいがありますよね。それこそ担当の職場でのことなら、現場での作業のサポートから設計まで何でもやりますよ。今いる部署は人数が少ないこともあって、若いうちからの活躍も可能ですし、あとは共英製鋼として海外事業に注力している今、グローバルに活躍したい人にもチャンスが広がっていると思います。

一宮

海外でいうと先輩が昔、ブラジルで技術指導をしていた時の話が印象に残っています。当時は現地スタッフも先輩も、互いに一スタッフでしかなかったんですが、そういう人がどんどん偉くなって、今ではマネージャーになっている。一緒に頑張った仲間が地球の裏側で今も仕事をしていると考えると、「よし、頑張ろう」と心から思えると言っていました。

阿座上

実際にモノをつくるのは私たちではなくて、そうした現場の人たちなので、その人たちの頑張りを聞くと、やる気になれるのは間違いないです。あと、私たちの話で言えば、何か問題が起きたとき、改善策を検討してメンバーと共有しながら実行していく過程が、やりがいに繋がるところだと思います。自分自身が成長できるタイミングだと思うので。

SESSION 03

数年かけてフレンドリーな職場に
働きやすさはバツグン!

学生時代に身につけていて役立ったスキルは?

阿座上

先にも言ったように私は情報工学系の出身だったので、大学での学びが直接仕事には結びついてないんですが、鉄鋼製品を理解する上で材料力学は役に立ちましたね。

一宮

私は金属を専攻していたので、その知識は武器になりました。ビレット(半製品)内での凝固過程についての理解、固まる概念、これは学生時代の知識なしには非常に難しいと思いました。

須原

私も学生時代に最低限の勉強はしていたつもりでしたが、業務となると専門性が高く、やってみないとわからないことが多いというのが実感です。学生時代の学びが活かせていることでいえば、機械製図の基礎知識や読み取り方でしょうか。これは入社後にも学ぶ機会はありますが、できるだけ早く身につけておいたほうがいいと思います。

職場の雰囲気は?

須原

私のいる山口事業所の雰囲気は、24時間フル操業なので緊張感があります。ただ、常にピリピリ張り詰めているわけではなくて、気さくに話せる環境もあるので、メリハリがあるというのが合っていると思います。まあ、私はちょっと怖がられているので、率先してお菓子を配ったりして、和ませようとしていますが(笑)。

一宮

名古屋事業所もフレンドリーですよ。私たちの入社当時は先ほど須原さんも話した通り、周りは大先輩ばかりで、正直、仕事のことすら気軽に聞ける雰囲気じゃなかった。後輩たちにはそんな苦労を味わってほしくないなと、私たちから後輩に積極的に声をかけ、悩みには「俺も同じミスしたことあるよ」とすくいあげて、雰囲気を変えようと努めてきました。それが今、だんだんと実になってきているなと思います。

阿座上

確かに話しやすい風土が根付いてきましたね。名古屋事業所は工場のメンバー、事務所のメンバー、みんな協力的で、事業所トップの事業所長も同じフロアに机を並べているので、生産についての具体的な相談もしやすいですし。

一宮

ただ、事業所の周りにお店が何もないので仕事帰りに「一杯飲みに行こうか」といえる立地じゃないのが……。残念ですね。

SESSION 04

少数精鋭の成長できる企業
「必要とされる」人材を
育てます

就職活動中の学生へのメッセージ

一宮

工場ラインは特殊な職場です。先輩社員などから現場についていろいろ聞いてください。そうすればギャップを感じることなく仕事に取り組めます。私は教授が言うならと、見学も先輩の話にもあまり接することなく、よくわからないまま入社を決めたので、最初は戸惑うこともありましたから。

阿座上

当社の魅力のひとつは少数精鋭。年次が浅くても、責任ある立場で工場の生産に直接関われることです。私は、鉄鋼メーカーの原理原則があまりわかっていない状態で入社したので、不安な思いがありましたが、やりながら覚えていくことができました。自分のやりたいことが実現しやすい環境なので、やる気さえあれば面白い仕事がどんどんできますよ。

須原

大きな仕事を任されて、失敗もあるかもしれないですが、フォローやバックアップ体制はしっかりしているので大丈夫です。働きやすくて、やりがいが見つけやすい職場だと思っています。

一宮

入社2年目に新しい設備導入を一人で任されて、正直プレッシャーで何度もやめたいと思ったことがありました。そのときに周りのみんなが、なんとか頑張れと協力してくれて、「自分を必要としてくれるなら、どんなことでもやっていける」と感じられました。だからこそ、これからの若い人たちには自分の居場所を、自身の必要性を見失うことがないよう指導していきたい。人数が少ない今が狙い目です。確実に必要とされる共英製鋼へ、ぜひ来てください!